再就職を考える 2
「この人はプラント商談に限らず、何事にも肩書きで人を動かそうとし、ハッタリで仕事をしようとしている、と感じましたね。
こういう人は自分だけでなく、相手も肩書きと名刺でしか評価しません」
・・・こんなタイプの人物は大会社のときには会社の力でプロテクトされているから救われますが、小企業になると取込み詐欺にあったり、だまされたり、非常に危険な存在になります。
社長はまえにも同じような経過で辞めていった元常務の例を話しました。
「その人も大会社のOBで、原料メーカーの営業部長から会社斡旋できてもらったんですが、クセはあるものの確かに実力はありました」
少々自分のカを過信し、しょっちゅう取引先にたいして社長や会社の批判をし、どちらの社員かわからないような言動も多かったのですが、それだけに取引先の歓心も得、順調最売も伸びていきました。
「それも高度成長時代だったせいもあり、本人がそれで張り切っているんならと、私も見て見ぬふりをしていました。
ところがそれが悪かったんですね」